乳房縮小術

大きなバストは、猫背になりやすく、首や肩の痛み、頚椎椎間板ヘルニア、皮膚炎（胸の裏）など、体にいろんな障害が現れます。体の苦痛につながるだけでなく、心理的にも自尊心を低下させる原因にもなりかねません。乳房縮小術は、そういう形からくる機能から審美性、健康まで、さまざまな問題を改善します。バストを縮小する量やバストのたるみの度合いによって、患者さんが選択できる手術方法はいくつかあります。しかし、バストリダクションの本質は、余分な皮膚や乳房組織を取り除き、乳頭と乳輪を理想的な位置（バスト黄金比）に再配置することにあります。

胸が過度に大きい場合現れる症状

1. 猫背になりやすい
2. 背中の痛みや、肩こり、首の椎間板ヘルニア
3. 脊柱管狭窄症
4. 慢性頭痛
5. 乳房下部の妊娠線
6. 乳房下部の湿疹
7. 自尊心の低下によるストレスや社会不安など

乳房のボリュームやたるみの程度によって、手術方法、切開法、縫合法が決まります。重症でなければ乳輪切開法が好まれますが、切除すべき組織が多い場合は、縦切開法、または乳房アンダーライン切開法を手術プランに追加するケースもあります。

乳輪切開法

乳輪切開は、バストが大きすぎたり、たるんだりしておらず、手術計画では各バスト150～200gの減量が必要な場合に使用されます。また、この乳房縮小術に脂肪吸引を併用することもあります。

手術の特徴

• バストの大きい程度が極端ではない場合に効果的
• 手術時間や回復期間が短く、ダウンタイムが短い
• 未婚の女性におすすめで、産後の授乳に影響しない
• 乳輪の周囲を薄く切開することで、ほとんど目立たなくなる
• 手術後、乳輪の触感が低下する可能性がある

乳輪 ＋ 乳房アンダーライン切開

この手術方法は、比較的小さなバストで、非対称が少ししかない方に適しています。乳輪の周囲と胸のアンダーラインを切開します。

手術の特徴

• 乳房の微妙な非対称を修正し、バランスを取るのに効果的
• 最も短い手術時間

ロリポップ（乳輪＋縦）切開法

切除する余分な皮膚や組織が多い場合は、乳輪下部から縦方向の直線に切開します。バストに切除すべき組織が多い場合でも、驚くほど自然な仕上がりになります。乳首を理想的な位置に変更することができます。乳房のアンダーラインは変わりません。この切開法の組み合わせは、ロリポップ切開法とも呼ばれます。

手術の特徴

• 自然なバストの形
• 乳輪の触感が保たれ、授乳に影響がない
• 下乳房の皮膚を切除することで、バストのたるみを改善することができる
• 乳輪切開と逆T字切開の利点を組み合わせ、大きなバストを小さくできる

アンカー（乳輪＋縦＋乳房の下）切開法

バスト組織が過剰な方、バストが極端に垂れている方は、オール3コンビネーション切開で、オーバーサイズのバストを修正するのが理想的です。乳首の位置も理想的な位置に修正することができます。この切開法の組み合わせは、アンカー切開法とも呼ばれています。

手術の特徴

• バストの大きさ・たるみの改善に効果的
• バスト下部の皮膚を縮小し、弾力性を向上させます
• 極端に大きいバストの方に大きな改善効果があります

乳房縮小術は、こんな方におすすめです。

首や背中への負担を軽減し、バランスのとれた美しいバストプロポーションを手に入れましょう。黄金比を手に入れるために、乳房専門外科医による乳房縮小術をお選びください。