美容コラム│まぶたの種類や高さ、厚さの重要性に関する研究 in 韓国

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美容コラム

まぶたの種類や高さ、厚さの重要性に関する研究 in 韓国

2024-05-17

目, 若返り, 美容医療


「目は心の窓」という言葉があります。

顔の中で最も注目される部位の一つでもあります。

形や大きさ、色はそれぞれですが、人は皆、美しい目をしています。

今回は韓国でまぶた手術を行うとき、まぶたの種類や高さ、厚さをどのように評価すべきなのかについてお話します。





◆まぶたの種類


※参考イメージ(写真/showbit)


▶一重まぶた


モノリドは、内眼角贅皮または蒙古ひだとも呼ばれる一重まぶたのことを言います。「モノ」と言われることもあります。

上まぶたの皮膚が目の内側を被るような形をしているので、二重のシワがありません。

モノリドは東アジア系の人に良く見られる目の形です。

特徴のある目のように見えたり、細い形の目に見えたりする場合があります。


モノリドは、中国人や韓国人、日本人、モンゴル人によく見られます。

なぜアジア人の中でモノリドの遺伝子が発達したのかについて科学的に証明されていませんが、

風がよく吹いていて寒い気候に住む人の目をより効果的に保護するための発達ではないかという仮説があります。


※参考イメージ(写真/123RF)


▶二重まぶた


二重まぶたはまぶたにシワがある場合のことを言います。

まぶたが二つに分かれているように見えることから「二重まぶた」という名がつきました。

二重まぶたのほうが目がはっきりしてより表現力が豊になるので、

アジア文化圏の多くは二重まぶたを美しさと結び付けて考える傾向があります。


※参考イメージ(写真/123RF)


▶奥二重


眼瞼下垂とも呼ばれる奥二重は皮膚が目のシワの一部あるいは全体を被っているような形のことを言います。

まるでフードを被っているようにも見えて、目が小さく見えやすいです。

眉毛の下部分の皮膚がまつ毛に近づいたり、当たったりします。

遺伝的な理由が主な要因ですが、加齢とともに皮膚のたるみが生じることから奥二重になるケースもあります。

視界の邪魔になる場合もあります。




◆二重幅


二重幅はまぶたを軽く閉じた時、まつげの生え際からふたえのラインまでの長さのことを言います。


※参考イメージ(写真/researchgate)


二重幅は年齢や性別、人種、遺伝子により異なります。

例えば、男性の場合、平均的に6~8㎜の二重幅となりますが、女性の場合、約8~10㎜の二重幅になります。

二重幅の3種類(狭い、普通、広い)について、ご説明いたします。



▶狭い

5~6㎜の二重幅です。

アジア人からよく見られるケースで、生まれつきの二重ラインです。

最も自然なラインなので、アジア人にとっては、

二重手術を行うときに自然なラインを望むならこれくらいの幅が向いています。


▶普通

7~9㎜の二重幅です。

アジア人からしてこの幅は、一般的ではありません。

特に、小さい目の人が二重手術を受けるとき、このラインに仕上げると不自然な感じがする恐れがあります。

この場合、ラインの線がよりくっきりしていて、目を丸くしているように見えるケースもあります。


▶広い

最大9㎜、もしくはそれ以上になることもあります。

広い二重幅は、一般的に目を大きく見せる効果があるので魅力的だと思われます。

大きな目は美しさと若さをアピールできるとも思われます。




◆皮膚の厚さ


皮膚の厚さを確認することは、二重手術を行う際に最も重要な考慮事項の一つになります。

皮膚の厚さは均一ではありません。部位によって異なります。人種によっても異なります。

一般的に、アジア人や黒人は皮膚が厚い傾向があります。

皮膚の色が濃い人の場合、角質化された細胞層が多く、脂質含有量が多いためです。


アジア人の場合、まぶたの皮膚は厚く、まぶたを引き上げる筋肉は短いケースが多いです。

なので、アジア人が二重手術を受けるときには、まぶたの皮膚をまぶたの下の方あるいは真ん中に固定することが大事です。

高い位置に固定すると腫れて見える可能性があります。


※参考イメージ(写真/cosmeticsbusiness)


比較的、まぶたの皮膚が厚くない人種もいます。

しかし、紫外線に露出され続けると、エラスチンという皮膚繊維が損傷されます。

エラスチン繊維が破壊されると皮膚はたるみ、弾力を失われ、引き締めの能力も無くなっていきます。

皮膚が薄ければ薄いほど、コラーゲンやエラスチンが少なく、たるみやすいです。




◆まぶたの皮膚がたるんだとき、目元を若返らせる施術



※上眼瞼


上眼瞼は上まぶたのたるみを改善する手術です。

疲れた印象や老け顔の原因となる余分な皮膚や筋肉、脂肪組織の除去を行います。

上眼瞼は見た目の改善はもちろん、垂れ下がった皮膚による視野障害を解決したいと思っている人に向いている手術です。

垂れ下がったまぶたは視界を邪魔したり、額のシワが深くなることにも影響を与えます。


※下眼瞼


下眼瞼は下まぶたの形を改善する手術です。

目の下のふくらみやシワ、たるみなどを解決します。

この手術は、老け顔に見えることを防ぎ、若く見られたい人に向いています。


※眉下リフト


眉下リフトという手術もあります。

上まぶたを引き上げ、まぶたの重さを改善します。

加齢に伴い、眉も垂れてきますが、まるで怒っているように見えたり、疲れているように見えたりする場合があります。

上眼瞼と眉下リフトは、皮膚のたるみを改善する手術であることに違いはありませんが、

新しいラインを作りながら若返りたい場合には上眼瞼のほうが向いています。




「目」は、人の個性や顔の印象を決める最も重要なパーツです。

まぶたの手術を検討しているのならば、まぶたの厚さやラインの高さなど

様々な項目を理解した上で手術を受ける必要があります。

自分に合った手術方法を見つけることが大事です。

そうすることで、自分だけの魅力を守りながら、

さらに美しくなることが可能になります。

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